「生誕100年 昭和を生きた画家」を観覧した。
牧野邦夫は特定の絵画団体に所属せず終生、権威的な画壇とは無縁だった。
アートの時代としてのトレンドなど眼中になく描きたいものだけを描き続けたということだろう。
自分の周囲や衣服に悪魔や天使なのかさまざまな人の顔の様なモノが描かれている。
牧野がこれらを実際に見えていたのかは分からない。
本当に見えていたら生活しづらくストレスだが、幼い時から見えているなら当たり前のことだろう。
または単に想像のなかだけか?人は見えない思惑や感情があることを表現していると思うが、
それを障生涯に渡り描き続けるのはなぜなのか。
キリスト教に帰依したことで、日々天上界のことを考えていたのかもしれない。
どちらにしても、これだけの数を描くのだから好きだったのか、それとも
描くことで気持ちが落ち着いたり、納得感があったのか、
牧野にとっては必要な作業だったのだろう。
ここまで自分に必要な作業だけに生涯没頭できた人は幸せだろう。


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